DHA・EPAが血栓を予防するホントとウソ

DHA・EPAが血栓を予防するホントとウソ

DHA・EPAの宣伝には血液サラサラにして血栓を予防するという効果が良く出てきます。この効果はどのようなところから来ているのでしょうか。

 

DHA・EPAは血栓を作りにくくする効果を持っている事は間違いない事実です。DHAとEPAの血栓への働きはそれぞれ違います。

 

DHAは赤血球や血管壁を柔らかくする事で、柔軟性を上げスムーズに血液を循環させる役割を持っています。EPAは血小板が凝集する作用を抑える役割を持っています。

 

つまりDHAとEPAの柔軟性を上げる+固まりにくくする、という2つの作用によって血栓が出来にくい状態にしています。

 

ちなみに血小板の凝集を抑えるEPAについては、処方薬としても病院で取り扱いがあり、エパデールという名前で高脂血症の治療薬として処方された人もいるかもしれません。

 

EPAは魚の脂に由来する成分なので、取りすぎなければ有効な成分で、
サプリで配合されている量は処方薬のエパデールのような過剰な量ではありませんが、高脂血症改善の薬を処方されている場合は注意が必用でしょう。

 

上記にも書いたようにDHA・EPAが血栓を予防する効果がある事は書いたとおりですが、DHA・EPAがコレステロール値を改善する事で、血液のドロドロを防ぐという話には意見が分かれるようです。

 

ポイントはコレステロールについての医療関係者の見解で、一般的にはコレステロールに関して言われている事は以下のよう意見が分かれています。
@コレステロールは下げよう
Aコレステロール全体ではなく、悪玉コレステロール(LDL)だけ下げるべき
Bコレステロールはそもそも下げなくて良い

 

1番については最近言われる事は無いですが、2番についてはトクホ関係の商品のPRで聞かれる事も多いかと思います。

 

意見が分かれるのが2番と3番で、初めて知る人は驚くべき内容ですが、
日本動脈硬化学会と日本栄養脂質学会という医療のプロである人達で意見が分かれています。

 

前者はLDLを下げる方向に、後者はLDLが高い方が長生きであると真二つに分かれているのです。

 

つまりはプロの集団でさえ、意見が分かれる血液をサラサラにする効果やコレステロール云々とは一旦切り離し、本来持っている機能である血栓を防ぐという理解をしている方が良さそうです。

 

ですが日本人の魚食の減少によって、最近は手軽に摂取出来るサプリを利用する人も多くなりました。サプリは補助である事を意識して、極力毎日の食事に魚を取り入れるように心がけましょう。